私たちの本作りへのこだわり


丸善では、著者並びに本を手にした読者の方々に、
感動や喜びを与えることのできる本のお手伝いを一番に考えております。
本を読まれた方が、不快になったり、誹謗中傷や、
公序良俗に反するような内容の原稿の出版は一切お受けいたしません。
そのためにも、まずは原稿を拝読させていただきます。

本はあなたにとって、発表の場であり、想いのこもった大切なものです。
だからこそ、私たちも、精一杯のお手伝いをさせていただきたいと思うのです。



作っていただいた著書の版権は著者に帰属します ここがポイント

自費出版とはいえ、著書の版権は出版社が持っています。
私たちは、より多くの方にお作り頂いた作品を見ていただきたいとの想いから、
制作した本の版権を著者の方に帰属しています。
これは例えば、作った本が無くなった場合に、同じものを再版(もう一度刷り直す)する時に、
私たちの本作りご満足いただけない場合は、他の出版社から、
まったく同じものを作っていただいても結構ですということです。
さらに、もしかしたら大手の出版社から声がかかり、そちらで大量に本を作って全国の書店で
販売するようなチャンスに恵まれることがあるかもしれません。
そんな時に版権がお客様を縛り付けることがないように、あえて版権を著者の方に帰属しています。





印刷前までの工程はすべて自社スタッフで行います ここがポイント

※写真分解作業(スキャニング)は製版会社さんにお願いしています


丸善が多くのお客様から支持していただいている大きな理由は、その品質にあります。
専門のスタッフが、お客さまと一緒に悩みながら、
本のレイアウトから校正作業、校了までの工程をすべて行います。
出版社でもこの工程をすべて自社対応できる会社はほとんどありません。
これが丸善ブランドたる所以です。
ただ難点は、年間でお手伝いさせていただける発刊数が少なくなってしまうところです。
しかし、スタッフを増やしたり、外注に頼んでいい加減なものを作って発刊数を増やすよりも、
私どもも納得できる本のお手伝いをさせていただくことが、私たちの求める仕事の在り方です。
ご相談にご来店いただいたお客様すべての本作りのお手伝いができないのは申し訳ないことですが、
お時間を頂いたり、場合によっては他社をご紹介させていただくこともあります。




校正回数が多くなっても追加費用はいただきません ここがポイント

一般的な出版社では、校正は3回までが通例です。
それ以降は、一回の校正につき5万円程度の費用が別途追加となります。
しかし、それでは、おちおち校正もできません。
どれだけ推敲した原稿であっても、レイアウトができ本のイメージが
でき上がっていく間に、新しいアイデアや文章が浮かんできたりするものです。
私どもでは、安心して本づくりを楽しんでいただくために、
校正回数が3回以上になっても、追加の費用はいただいておりません。





編集者が印刷・製本の立ち合いに行きます ここがポイント

これは決して印刷会社さんや製本会社さんの仕事ぶりを疑問視しているからではありません。
編集者自らが立ち合う理由として、二つの理由があります。
一つ目は、お客様の好みを知っているのは、長い月日をお客様と編集作業に費やした編集者です。
私たちが自信を持ってお渡しできるものはお客様にとっても「最良のものである」との自負もあります。
そして二つ目の理由としては、印刷会社・製本会社さんのリスクを避けるためです。
例えば、印刷会社のクレームのほとんどは、刷りあがった色が悪いというものです。
編集者が印刷に立ち合うことで、その場で印刷物の濃淡や見当ズレのチェックをし
OKを出したもので印刷しますので、仮にお客様の好みと違った色で刷りあがってしまっても、
その責任は印刷会社さんではなく編集者及び出版社が負うことになります。
しかしながら、編者として色や製品の質にはとくにこだわりがありますので、
印刷会社さんや製本会社さんには、
丸善の仕事はうるさいので注意するようにと良くも悪くも評判になっています。



完成した本は、編集担当者が納本に伺います ここがポイント

完成した本は、配送業者に委託して、配送するのではなく、
編集者自らが責任を持ってご自宅に納本いたします。
本気で本と向き合うという編集の作業は、本当に苦しい作業です。
それを乗り越えて完成した本は、私たちにとっても子供のような存在です。

ただ、納本する本当の理由は、お客様が出来上がった本を初めて手に取った瞬間の、
なんとも無邪気で嬉しそうなお顔を見たいからです。
その瞬間のために、この仕事をしているといっても過言ではありません。

「喜んでもらえる仕事」をしているのは、とても幸せなことです。



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